洗濯お役立ちコラム

引っ越し前日・凍結防止に洗濯機の水抜きをしよう!縦置き・ドラム式で手順が異なる?

引っ越し前日・凍結防止に洗濯機の水抜きをしよう

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「洗濯機の水抜きって自分でもできる?」

「洗濯機の中からチャプチャプ音がする。この時って水抜きしないのがいいの?」

新居に洗濯機を搬送する時や凍結を防ぐために、水抜きの必要があります。

もし、水抜きをしないまま搬送してしまえば、新居に運ぶ他の荷物や新居の床が水浸しになる恐れがあります。

とはいえ、洗濯機の水抜きって素人の自分がやるより、専門の業者に任せた方がいいんじゃないの?

って、思われる方がいます。

難しそうに見えて、洗濯機の水抜きは誰でも簡単に行えます。

そこで今回は、洗濯機の給水・排水ホースに溜まった水を抜く時の手順を、縦置き式・ドラム式、それぞれの型別にご紹介します。

【この記事を読んでわかること】

  • 水抜きをする理由・タイミング
  • 水抜きを行う前に確認すること
  • 水抜きの手順(縦置き式・ドラム式)
  • 水抜きをするときの注意点

正しい水抜きの方法を学べば、わざわざ業者に依頼して余計な出費を発生せずに済むだけじゃなく、取り付けにかかる費用の節約にも繋がります。

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洗濯機の水抜きをする必要性

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ここでは水抜きをする必要性・タイミングについて解説します。

水抜きをする理由

洗濯機の水抜きを行う理由は2つあります。

【水抜きを行う理由】

  • 引っ越し時に荷物や新居の床などを水浸しにしないため
  • 凍結などが原因で故障を防ぐため

洗濯機を使用して洗濯を終えたら洗濯槽内の水は排水されますが、給水ホース・排水ホース内の水は抜ききれていません。

水抜きをせず、そのまま運び出せば給水ホース・排水ホース内に残った水が漏れ出してしまいます。

また寒冷地在住で洗濯機を外に置いている場合、夜中は氷点下を下回ることが日常茶飯事です。

使用したまま日をまたげば、ホースに残った水が凍り、給水はおろか排水ができない状況に陥ります。

これらの事故を未然に防ぐためにも、引っ越し前や寒冷地の冬季では洗濯機の水抜きをする必要があります。

水抜きをするタイミングは?

洗濯機の水抜きは状況に応じで行うのがベストです。

たとえば、新居に引っ越しをする場合は、引っ越し作業の前日まで行うのがおすすめです

また凍結防止のために洗濯機の水抜きを行う場合は、洗濯機を使用したらすぐに行うのがいいでしょう

水抜きを行ったら、しばらく洗濯機の使用は控えましょう。

もし、水抜き後に洗濯をしなければならない物が出た場合は、最寄りのコインランドリー、クリーニング店などを利用しましょう。

洗濯機の水抜きの手順

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ここからは、洗濯機の給水ホース・排水ホースに溜まった水を抜く方法について解説します。

使用するアイテム

以下は洗濯機の水抜きを行うときに使用するアイテムです。

【水抜きに使用するアイテム】

  • 洗面器orバケツ:ホースから溢れた水を受け止める受け皿。
  • タオル・雑巾:器具を外したときに溢れた水を拭くために使用。
  • ビニール袋:取り付けに使用する各種パーツをひとまとめにするために使用。
  • ドライバー:ねじ止めされたパーツを外すときに使用。

上記4つのアイテムを使用して水抜きを行っていきます。

水抜きの方法(縦置き式)

ここからは「縦置き式洗濯機」の水抜きの手順を紹介します。

【水抜きの手順(給水ホース編)】

  1. 給水している水道の蛇口を締める。
  2. 洗濯機の中に何もないことを確認したら、洗濯機の蓋をして標準またはドライコースを選択して10~60秒ほど稼働させる。
  3. 時間になったら、洗濯機を一時停止する。
  4. タオルまたは雑巾で給水ホースを包み込むように持って、蛇口から外す。
  5. 本体に繋がっている給水ホースの口も外してバケツに移す。

これで給水ホースの水抜きは完了です。

【水抜きの手順(排水ホース編)】

  1. 洗濯機を脱水モードで再稼働して、洗濯槽に溜まった水を抜いていく。
  2. 洗濯槽内の水がなくなったら、電源を落として洗濯槽の水気をタオルで拭き取る。
  3. 洗濯機を傾けて、排水ホースの口をタオルで包み込んで排水口からを抜き取る。
  4. 抜き取った後、水があふれ出ることがあるので、取り外した方の口をバケツで移す。
  5. 本体に繋がっている口も外して、バケツに移す。

これで排水ホースの水抜きは完了です。

水抜きを終えたら、ホースを含め、各パーツをビニール袋にまとめて洗濯槽に入れて保管しましょう。

また引っ越しの際はプラグとアース線も抜きましょう。

水抜きの方法(ドラム式)

次にドラム式洗濯機の水抜きの手順です。

水抜き手順は縦置き式と変わりありません。

しかし、排水ホースの水抜きを行う前に「糸くずフィルター」の水抜きがあります

それを踏まえてご紹介します。

【水抜きの手順(給水ホース編)】

  1. 給水している水道の蛇口を締める。
  2. 洗濯機の中に何もないことを確認したら、洗濯機の蓋をして標準またはドライコースを選択して10~60秒ほど稼働させる。
  3. 時間になったら、洗濯機を一時停止する。
  4. タオルまたは雑巾で給水ホースを包み込むように持って、蛇口から外す。
  5. 本体に繋がっている給水ホースの口も外してバケツに移す。

これで給水ホースの水抜きは完了です。

【水抜き手順(糸くずフィルター)】

  1. 糸くずフィルターの真下に洗面器をセットしておく。
  2. 糸くずフィルターを緩めて、水を抜く。
  3. 水が出なくなったら、フィルターに溜まったごみを取り除いて水気を取る。
  4. フィルターをもとの位置に戻す。

これで糸くずフィルターの水抜きは完了です。

【水抜きの手順(排水ホース編)】

  1. 洗濯機を脱水モードで再稼働して、洗濯槽に溜まった水を抜いていく。
  2. 洗濯槽内の水がなくなったら、電源を落として洗濯槽の水気をタオルで拭き取る。
  3. 洗濯機を傾けて、排水ホースの口をタオルで包み込んで排水口からを抜き取る。
  4. 抜き取った後、水があふれ出ることがあるので、取り外した方の口をバケツで移す。
  5. 本体に繋がっている口も外して、バケツに移す。

これで排水ホースの水抜きは完了です。

ドラム式洗濯機を搬送するときは、本体背面にある「搬送用ネジ」を締めて、ドラム部分が動かないようにしてあげましょう。

以降の手順は縦置きと共通しています。

洗濯機の取り付け

ここからは、新居に洗濯機を運んだあとや、凍結防止のために取り外したホースを取り付けていきます。

取り付けの手順は水抜きの逆「排水ホース→給水ホース」の順で行います。

【排水ホースの取り付け手順】

  1. 洗濯機本体の底にある「ホースキャップ」を外す。
  2. 排水ホースを洗濯機本体に取り付ける。
  3. 洗濯機を洗濯パンの上に設置する。
  4. もう一方の排水ホースに排水エルボを取り付ける。
  5. 排水口に排水エルボを取りつける。

【給水ホースの取り付け手順】

  1. 漏電防止のため、プラグとアース線をコンセントにつなぐ
  2. 給水ホースを給水栓に取り付ける。
  3. もう一方のホース口を洗濯機本体につなげる。

これで取り付けは完了です。

各処ネジ止めを忘れずに行いましょう。ドラム式は本体背面にある搬送用ネジを忘れずに緩めましょう。

一通り取り付けが終わったら、ホース、杞憂推薦、排水コネクションに水漏れが見受けられないか試運転を行います。

各処水漏れがなければ、取り付けは完了です。

水抜きをするときの注意点

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ここでは、洗濯機の水抜きを行うときに注意すること4選です。

床を水浸しにしないためにバケツなどの受け皿を用意する

洗濯機の水抜きを行うときは、洗面器、バケツなどの排水された水を受け止めてくれる「受け皿」を用意しましょう。

また床が水浸しにならなくていいように、給水ホースを外すときは「蛇口側→洗濯機側」の順で、排水ホースは「排水口→洗濯機」の順に取り外して受け皿に移して排水を行います。

次の住居で設置ができるか?

せっかく洗濯機の水抜きを行って引っ越しの準備が整っても、次の住居では洗濯機が置けない…なんてことが稀にあります。

物件選びの際に、旧居に置いている洗濯機の大きさをメモして新居でも置けるか確認しましょう。

【新居で洗濯機をそのまま置くために確認しておくこと】

  • 洗濯パンの大きさを確認
  • 給水栓の形
  • 搬入経路の確認

冬季中は水道凍結の恐れがある

物件によっては、洗濯機をベランダや玄関前など野外に配置する場合があります。

冬季の夜中は地方によっては、氷点下を下回ることが日常茶飯事です。

その結果、ホース内に溜まった水が凍結している可能性があります。

水が凍ったときは、ホースを曲げて無理やり氷を砕いてはなりません。ホースが破損する恐れがあります。

ホースの水が凍結した時の対処方法

【水道管が凍結した場合】

水道管にタオルを巻きつけて、少しずつお湯をかけていく。

この時、熱湯を直接水道管にかけると、破裂する恐れがありますので、お湯が沸いたらしばらく放置して約60~70℃のお湯を少しずつかけていくのがおすすめです。

【給水ホースが凍結した場合】

蛇口を閉めてから洗濯機本体、蛇口から給水ホースを取り外してお湯を張ったバケツにつける。

くれぐれも力業でホースを折り曲げたりしてはなりません。破損の原因に繋がります

【排水ホースが凍結した場合】

洗濯機を傾けて、ドライヤーの温風をホース全体に当てていく。

給水ホース同様、力業でホースを折り曲げると破損の原因になります。

水抜きができないときはホースの掃除をしよう!

排水ホースの水抜きを行うとき、たまに排水がうまくいかないことがあります。

その原因は「ホース内に糸くずや汚れが詰まっている」ことが多いです。

ドラム式の場合は「糸くずフィルターに糸くずや汚れが溜まっている」ことが多いです。

水抜きがうまくいかない気がするときは、先に排水ホースの掃除から始めましょう。

洗濯機の水抜きQ&A

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最後は洗濯機の水抜きに関するQ&Aです。

【洗濯機の水抜きQ&A】

  • 洗濯機からちゃぷちゃぷって音がするけどこれって水抜き失敗?
  • 引っ越し当日なのに水抜きを忘れた!まだ間に合う?
  • 業者にお願いした時にかかる料金相場っていくら?
  • 掃除しても水抜きがうまくいかないときは?

Q.洗濯機からちゃぷちゃぷって音がするけどこれって水抜き失敗?

A.洗濯機内部にある「液体バランサー」の音です。

これは、洗濯機本体を洗濯槽の振動から守るために内部に組み込まれたパーツです。

手順に従って水抜きを行ったなら、水抜きを終えて問題ありません。

Q.引っ越し当日なのに水抜きを忘れた!まだ間に合う?

A.間に合います。

水抜きにかかる時間は約30~60分ほどかかります。

引っ越し業者が来る前に行えば問題ありませんが、今後は余裕を持って行うのがいいでしょう。

Q.業者にお願いした時にかかる料金相場っていくら?

A.業者、洗濯機の型によって両機関が大きく変動します。

【縦置き式洗濯機】

  • 取り外し:1,500円~3,000円
  • 取り付け:3,000円~4,000円

【ドラム式洗濯機】

  • 取り外し:5,000円~
  • 取り付け:9,000円~

洗濯機の取扱説明書を見ながら行えば、業者に依頼する必要はありません。

しかし、万が一下の階に水漏れの被害が及べば、ン十万円~もの修繕費を請求されます。

この額を請求されるぐらいなら業者に依頼して、水漏れを未然に防ぐのが妥当でしょう。

ただし、すべての機種に業者が対応できるとは限りませんので、手元に説明書を用意してお願いしましょう。

Q.掃除しても水抜きがうまくいかないときは?

A.業者にお願いするのが一番です。

下手にいじって洗濯機を壊してしまうよりも、その道のプロにお任せするのがおすすめです。

相場も5,000円~10,000円前後で承ってくれます。

まとめ~洗濯機の水抜きを済ませて、スマートな引っ越しを実現しよう~

洗濯機,水抜き,まとめ

以上が、縦置き式・ドラム式洗濯機の水抜きの手順についてご紹介しました。

今回の内容をまとめると以下の通りになります。

  • 水抜きをしないまま引っ越しをすると、荷物や新居が水浸しになる恐れがある。
  • 野外に置いている場合、冬季期間中は凍結の恐れがある。
  • 水抜きの基本は「給水ホース→排水ホース」の順に行う。
  • ドラム式は間で「糸くずフィルター」を緩めること。
  • 取り付けは水抜きの逆の手順で行うこと。
  • 新居を見学するときは必ず、洗濯パン、搬入経路、給水栓を確認。
  • 水抜きがうまくいかないときは、排水ホース・排水口・糸くずフィルターを掃除する。
  • 凍結した時は、力業で解決せず、それぞれの対処方法を行うこと。
  • 掃除をしてもうまくいかないときは、業者に依頼する。

引っ越しのために洗濯機の水抜きを行うときは、余裕を持って前日に行い、凍結防止の場合は、日中に行うか、洗濯をした後に済ませましょう。

素人がやると故障の原因になる…なんて言いますが、説明書を読みながら正しい手順で水抜きを行ってあげれば、余計な出費を伴う心配がありません。

ぜひ今回ご紹介した手順を参考に試してみてください。

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