洗濯お役立ちコラム

空手着の正しい洗濯の仕方とは?洗濯するタイミングや頻度・洗濯方法・干し方を紹介

空手着の正しい洗濯の仕方

※本ページにはPRが含まれます。

空手や柔道、剣道、弓道などの武道で着る「道着」は、武を志す者にとって大切な衣装です。

稽古でかいた大量の汗を吸った道着は重く、乾かせば問題ないだろうという理由で乾かし、翌日以降もその道着を着て、稽古に励む方がいます。

しかし、空手着は厚手の生地で仕立てられている分、発汗、通気性が他の道着とは異なって非常に悪いです。

このまま汚れを放置し続ければ、頑固な黄ばみ汚れと悪臭を放つ不衛生なものに成り果てます

せっかく体に馴染んできたのに、汚れ1つでボロボロにするのはもったいないですよね?

そこで今回は、空手着・帯の正しい洗濯方法・干し方をご紹介します。

【この記事を読んでわかること】

  • 空手着・帯に見られる汚れ
  • 洗濯した方がいい理由
  • 洗濯方法・干し方
  • 洗濯時の注意
  • クリーニング料金の相場
  • 出す前に確認すること
おすすめ宅配クリーニング2選

空手着に見られる汚れの原因・洗濯する理由

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ここでは、空手着・帯に見られる汚れ、洗濯する理由、洗うタイミングをご紹介します。

空手着・帯を洗うタイミング

空手着を洗うタイミング

空手着を着てその日の稽古に励んだ後は、すぐに洗濯しましょう。

理由は、生地が吸収した汗や皮脂汚れを餌に雑菌やカビが増殖して「黄ばみ汚れ」や鼻を衝く「臭い」の元を絶てるからです。

もし、着用後すぐに洗濯をしなかったら、黄ばみ汚れが繊維の奥まで浸透して漂白剤を使用してもなかなか落ちない頑固な汚れとなってしまいます。

また見栄えも悪くなってしまうので、稽古の後はすぐに洗いましょう

帯を洗うタイミング

対して、「帯」は古来より、「洗うものじゃない」といわれています。

理由
  • 洗濯すれば、生地が柔らかくなり、すぐほどけてしまうため。
  • 「黒帯」などは、色あせする恐れがあるため。
  • 師範に魂を込めてもらったため、洗濯すれば、その魂が抜けるという考えがあるため。

しかし、頂いたばかりの帯ほど硬くて巻きにくいため、一度水通しをしてから巻く方もいます。

過度な接触が少ない空手では、帯はそこまで汚れないという印象がありますが、稽古をしていけば、空手着を通して、汗や汚れが帯にも浸透していきます。

見た目は綺麗でも、空手着同様の汚れや臭いがしてきます。

帯を洗うタイミングは、「ちょっと臭ってきたな」というタイミングで洗うのがいいでしょう。

帯を洗いすぎると、ゆるみや色あせの原因を招いてしまいますので、月に1回洗うぐらいがちょうどいいでしょう。

空手着・帯の汚れ・臭いの原因

空手着・帯には、以下の汚れが見られます。

【空手着・帯に見られる汚れ】

  • 汗しみ
  • 皮脂汚れ
  • 繊維カス
  • ホコリ
  • 血液

などの汚れが原因で、黄ばみ汚れが裏地や袖・襟周りにできていきます。

繊維に浸透したこれら汚れは、黄ばみ汚れのみならずカビや雑菌の「餌」となり、鼻を衝く臭いを放ちます。

さらに空手では、拳が切れている相手の突き技を受ければ、血が付くこともあります。

血は黄ばみ以上に落とすのが難しく、衛生面上よろしくありません。

大切な道着を長く着て稽古に励むためにも、稽古の後はすぐ洗濯しましょう。

空手着・帯の洗濯方法

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ここからは、空手着・帯の洗濯方法についてご紹介します。

空手着洗濯で使用するアイテム

空手着・帯の洗濯では、以下のアイテムを使用して洗濯していきます。

【使用するアイテム】

  • 洗濯桶or洗濯ボウル(なければ洗面台)
  • 道着専用洗剤(なければ弱アルカリ性洗剤・中性洗剤)
  • 洗濯ネット
  • 道着専用ハンガー(なければ厚手のハンガー)
  • 酸素系漂白剤
  • 重曹
  • ゴム手袋(手荒れ防止)

上記7つのアイテムを使用して洗濯していきます。

空手着に見られる黄ばみ汚れは、稽古を積んでいけばいくほど色が濃くなって落ちにくくなります。

頑固な黄ばみ汚れを落とすなら、洗浄力が強い「弱アルカリ性洗剤」を使用するのがおすすめですが、生地を傷めやすいデメリットがあります。

少しでも、負担をかけない方法として酸素系漂白剤+重曹を1:1の割合で混ぜた漂白液に漬けた後、中性洗剤で洗濯するもしくは、道着専用の洗剤を使用する手もあります。

空手着の洗濯方法

ここでは、空手着の洗濯方法についてご紹介します。

空手着の洗濯は、「手洗い」と「洗濯機」で綺麗にできます。

以下は、それぞれの洗濯手順と、汚れがひどかった場合に行う前処理のやり方です。

【汚れがひどかった場合に行う前処理】

  1. 空手着を軽くはたいて余分なホコリを落とす。
  2. 30~40℃前後のぬるま湯を洗濯桶に張る。
  3. 酸素系漂白剤+重曹を1:1の割合でぬるま湯に投入してよくかき混ぜる。
  4. 空手着を裏返しにして畳んだ状態で、漂白液に漬ける。
  5. このまま2~3時間漬け置きする。
  6. 時間になったら漂白液を捨てる。

これで前処理は完了です。

襟元や袖などの黄ばみ汚れが気になる場合は、ブラシに酸素系漂白剤を塗布して汚れ部分を優しく擦ってあげると、汚れが落ちます。

【空手着:手洗い編】

  1. 洗濯桶にぬるま湯を張る。
  2. ぬるま湯に弱アルカリ性洗剤(道着専用洗剤or中性洗剤のいずれか)を適量入れ、よくかき混ぜる。
  3. 空手着を裏返しにして畳んだ状態で洗濯液に浸す。
  4. 道着の隙間に手を入れ、全体に洗濯液が行き渡るようにする。
  5. 全体に行き渡ったら、そこに当てるように2~30回押し洗いする。
  6. 洗濯液を捨て、綺麗な水を張って泡が出なくなるまですすぐ。
  7. すすぎ終えたら、脱水する。
  8. ズボンも同じ要領で洗っていく。

これで空手着の手洗いは完了です。

  1. 汚れがまたひどくない場合は「中性洗剤」でも問題はない。
  2. 弱アルカリ性洗剤を使用する場合は、手荒れ防止でゴム手袋必須。
  3. 洗濯後はしっかりすすぐこと。

【空手着:洗濯機編】

  1. 空手着を裏返しにして畳んだ状態で、洗濯ネットに入れる。
  2. 洗濯槽に他の衣類が入っていないことを確認して、洗濯槽に入れる。
  3. 弱アルカリ性洗剤(道着専用洗剤or中性洗剤のいずれか)を適量入れ、蓋をする。
  4. 「大物洗いコース」または「しっかり洗いコース」に設定してスタートを押す。

これで洗濯機による空手着の洗濯は完了です。

  1. 洗濯機で洗うとき、空手着の前処理は洗濯機の「つけおき機能」を用いて行うと1手間省ける。
  2. すすぎは2~3回行う設定にする。
  3. 一般衣類が入ってないことを必ず確認する。
  4. ズボンも空手着と一緒に洗う。

帯の洗濯方法

次は帯の洗濯方法です。

前節でも言いましたが、帯は基本的に洗いません。

しかし、空手家の中には「不衛生な状態で稽古に打ち込むのは萎える」などの理由で、臭ったら洗う方もいます。

帯を洗う場合は、型崩れや色落ちを懸念して「手洗いのみ」で洗濯します。

また洗浄力が強い「弱アルカリ性洗剤」や「酸素系漂白剤+重曹」を用いた漂白も厳禁です。

帯洗濯で使用するアイテムは、以下のものを使用します。

【使用するアイテム】

  • 洗濯桶or洗濯ボウル(なければ洗面台)
  • 中性洗剤(漂白成分がない物)

この2つを使用して綺麗にしていきます。

【帯の洗濯手順】

  1. 30℃前後のぬるま湯を洗濯桶に張る。
  2. ぬるま湯に中性洗剤を適量入れてかき混ぜる。
  3. 帯をぬるま湯に着け、優しく揉み洗いする。
  4. 洗濯液を捨て、2~3回泡が出なくなるまですすぐ。
  5. すすぎ終えたら固く絞って脱水する。

これで帯の洗濯は完了です。

  1. 使用する洗剤は、漂白成分が入っていない「中性洗剤」を使用する。
  2. 力いっぱい擦って洗うのではなく、揉み洗いで綺麗にする。
  3. 洗濯のやりすぎは生地の伸縮などを引き起こすので月に1度、臭ってきたときに行うのがベスト。

洗濯した空手着・帯の干し方

どちらも洗濯後は、風通しのいい日陰で乾かします。

  1. 空手着を一度たたいて、形を整える。
  2. 弱アルカリ性洗剤を使用した場合は、必ず日陰で干すこと。
  3. 道着用ハンガーを使用すれば、乾きにくい袖、襟元が乾きやすい。
  4. 帯も必ず風通しのいい日陰で乾かすこと。

この4つを守ってしっかり乾燥させましょう。

梅雨時や雨天時はサーキュレーター、扇風機などの冷風を当てて乾かすのがおすすめです。

空手着・帯を洗濯するときのポイント

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ここでは、空手着・帯を洗濯するときのポイントです。

着用後はすぐに洗うこと

前節でもご紹介しましたが、空手着を着用した後はすぐに洗濯しましょう。

疲れて選択するのが億劫に感じる方もいますが、その日のうちに洗濯するかしないかで、今後の汚れ具合が大きく変わってきます。

洗濯機の「つけおき」を使用して漂白したりするだけでも、汚れの落ち方が変わります。

洗濯するときは空手着単体で洗うこと

空手着を洗うときは、必ず上下ワンセットで洗濯しましょう。

白帯時代はよく帯と一緒に空手着を洗われる方もいますが、期間の長さを問わず、帯は帯、空手着は空手着で洗うのがおすすめです。

乾燥機はNG

速乾性が高い乾燥機を用いて乾かすのは、生地の伸縮を招きますので使用してはなりません。

空手着・帯を乾かすときは、基本風通しのいい日陰で干すのがおすすめです。

梅雨時や雨天など野外では干せない場合は、サーキュレーターや扇風機などの冷風を当てて乾かすのがおすすめです。

また乾かすときは、必ず形を整えてから乾かしましょう。

型崩れの原因になります。

アイロンがけは必要に応じて行う

空手着の生地は、ちょっとやそっとのことじゃ破けない丈夫な素材で仕立てられています。

しかし、丈夫すぎるためシワができやすいです。

もし乾いた空手着を取り込んだとき、シワができていたらアイロンがけをしてあげましょう。

空手着は、アイロンがけをしても問題ありません。

ただしやりすぎると、ほころびや変な線を作ってしまいます。

極力アイロンがけをしなくてもいいように、干す時は形を整えてからにしましょう。

空手着をクリーニングに出す

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ここでは、空手着をクリーニングに出してきれいにしてもらうときに気を付けること、料金の相場をご紹介します。

クリーニングに出すときに気を付けること3選

空手着をクリーニングに出すとは、以下の3点に気を付けてから出しましょう。

【気を付けること】

  • 必ず上下セットで出す
  • 汚れの程度を確認する
  • ほつれがないかを確認

必ず上下セットで出す

空手着をクリーニングに出すときは、必ず「上下セット」で出しましょう。

空手着を洗濯すれば、上下ともに生地は縮みます。

ズボンの方はあまり汚れていないという理由で、クリーニングに出さず、汚れがひどい上だけを出して洗濯回数に差が出てしまえば、見栄えが悪い不格好なものになります。

これはクリーニングに出す時だけじゃなく、自宅で洗濯するときも同じです。

空手着を洗濯するときは、必ず上下セットで洗いましょう。

汚れの程度を確認する

空手着をクリーニングにお願いする前に、必ず汚れの度合いを確認しておきましょう。

特に確認しておくのが、以下の場所です。

  • 襟元・襟周り
  • 袖口

この箇所は、特に目を光らせて確認しましょう。

確認後は、汚れの程度をメモ用紙に書き残しておくと、スムーズにクリーニングのお願いができます。

ほつれがないかを確認

空手は柔道同様激しいスポーツです。

日々激しい稽古に打ち込めば、道着の至る所がほころぶかもしれません。

クリーニングに出すと、そのほころびが広がって返ってくることがあります。

クリーニングに出す前には、必ずほころびがないかを確認しましょう。

もしほころびがあれば、出す前に修復してあげるのがおすすめです。

料金の相場

空手着のクリーニングを承っているクリーニング店は多いですが、「上下ワンセット」でクリーニングをしてくれる店舗は少ないです。

多くの場合が上下別料金での受付になりますので、上着の場合は800円~1,000円ズボンの場合は500円~700円かかります

そこに汗抜き加工などのオプション料金を加算すると、合計金額の相場は2,000円~3,000円ほどかかります

また汚れの程度によって、クリーニングが完了するまで1~2週間の時間を要します。

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宅配クリーニングの大手「リナビス」では、通常洗濯コースでは取り扱いができない衣類の洗濯も承っています。

問い合わせの時にクリーニングしたい品と汚れの箇所の画像を送付することで、クリーニング料金のお見積りが立てられます。

内容に納得して頂ければ、クリーニング注文の運びになります。

申し込みは、リナビス公式サイトの「コース外商品のお見積り」からできます。

まとめ~着用後はすぐに洗濯!これだけで綺麗で長持ちする!~

空手着,帯,洗濯,まとめ

以上が、空手着・帯の正しい洗濯方法・干し方をご紹介でした。

今回の内容をまとめると以下の通りになります。

  • 空手着着用後は、すぐに洗濯すること。
  • 帯は基本洗濯せず、臭ってきたときのみ手洗いする。
  • 洗剤は「道着専用洗剤」を使用するのがおすすめ。
  • 空手着は、上下ワンセットで必ず洗うこと。
  • 洗濯後は、形を整えてから陰干し
  • クリーニングは、汚れの程度、ほころびを確認してから出す。
  • クリーニング料金の相場は2,000~3,000円。

空手着の洗濯は、必ずその日のうちに行ってあげましょう。

すぐに洗濯してあげるか否かで、今後の汚れの程度が大きく変わってきます。

黄ばみだらけの不衛生な空手着を着て稽古に打ち込むよりも、稽古の後は必ず洗濯して清潔に保たれた空手着を着て稽古に打ち込んだときの方が、気持ちよく稽古に励めると思いませんか?

その日の稽古に励む方も不衛生な相手と打ち込み稽古をするよりも、清潔感ある方との稽古の方がいいと思うでしょう。

空手着は丈夫な生地で仕立てられていますが、汚れが蓄積していけばほころび、すぐにボロボロになります。

日々の稽古に励むためにも、稽古の後は必ず洗濯してあげましょう。

道具を大切にできる人は、より強く成長できます。

定期的にクリーニングに出して、メンテナンスをしておきましょう。

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WashTimes編集部
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